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IKIのサービスが選ばれる“わけ”「IKIナレッジ・レポートから」

業務知識やシステム間の関連性の把握が決め手

提供サービス基幹システム・物流システム開発

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岸本 和夫さん
株式会社テクノアソシエ情報システム部次長、情報システムグループ長

シリーズ3回目のお客様は、株式会社テクノアソシエです。
同社は、1986年に販売管理システム立上げに参画して以来のお取引先です。以後、人事・国際・会計等の開発プロジェクトに参画し、2006年から大規模な物流倉庫システム開発を受託。今回インタビューに応じていただいたのは、同社の情報システム部次長、情報システムグループ長の岸本和夫さんです。

現場の一体感は、達成意欲と責任感から生まれる

まず最初に、御社の業務の内容を簡単にお聞かせください。
岸本
以前は商社という位置づけでしたが、いまは社名も横文字にしまして、エンジニアリング・カンパニーを標榜しています。開発、設計もやっています。ふつうは、卸というのは仕入れて売るということなのですけど、当社は開発、設計にも取組んで図面の扱いも慣れています。また得意分野に加工があります。切削・プレス・精密部品・押出し及び組立等の加工も行ないます。それから品質保証です。商社とか問屋が品質保証をするというのはあまりないのですが、検査のための機械を本社の3階に設置し、営業所からの依頼にもとづいて本格的な検査をやっています。蛍光X線分析装置やデジタルマイクロスコープ等の機器を備えて、肉眼ではなかなかわからないものまで検査しています。そういった品質保証を行なうところが当社の特徴だと思います。
現在、情報システム部をご担当されていますが、情報システム部は何名様で運用されていますか。
岸本
社員24名で、派遣と請負いを含めまして合計42名というところです。
一昨年ですが、御社の基幹システムの中で物流システムを含めて各支店のものを本社で統一されるという大がかりなシステム開発をされましたが、同業他社の方も多数いらっしゃる中で弊社を選んでいただきました。選ばれたわけは、どういったところでしょうか。
岸本
IKIさんは、現在は6名のSEと1名のプログラマーで計7名来ていただいています。基幹システム開発のときはプラス4名のSE、それから都度になりますが、かなりのプログラマーの方にも来ていただきました。大変重要なパートナーになっていただいています。こちらに来ていただいている方の業務知識や弊社の現行の仕組みに精通されているところに頼るところが非常に大きいと思います。具体的には、システム間の関連性をよく把握していただいています。把握しているから問題点も出てくると思うのですが、問題点の抽出、迅速なトラブル対応。あとは精度の高い仕様書のレビューというか検証ですね。そういったところでかなり頼っています。それから大きなプロジェクトに対して、一緒にやろうという意気込みがありますね。言われたことだけじゃなくて、一緒にやっていこうという達成意欲や責任感。そういうのをお持ちだと思いますね。

営業を含めたフォロー体制とノウハウの蓄積が重要

岸本
大きなプロジェクトに対して、メンバーだけでなくて営業の方も来られています。プロジェクトのフォローとか、ハッパをかけに来ていただいたりしていますので、会社としてのそういうフォローの実施がありがたいですね。それからベテラン担当者のノウハウの蓄積および活用は非常に助かっています。それと、一括でお願いした物流システムは、当初はコンサルを受けていた都合上、別の会社に委託する予定でした。ベンチマークというシステムを仮に作ってみたのですが、どうもそれがうまいこと動かなくてトラブル続きでした。それで、見切りをつけることにし、ここはIKIさんに一肌脱いでいただくしかないということで強引にお願いしました。予算はこれだけですよ、という感じで言いましたので、限られた予算内で比較的短納期で一定の技術で対応していただいたことを本当にありがたく思っています。

サブリーダーの活躍が体制を決める

弊社がプロジェクトをお受けし、実際にやってみて弊社の運営の仕方・プロジェクトを組んだ体制について何かお気づきの点がありましたら、いい点、悪い点を含めて教えて下さい。
岸本
一括で御願いしたのは物流システムですが、IKIさんのメンバーが多くかかわっている今回のプロジェクトについて簡単にお話しします。このプロジェクトは当社の基幹システムを一斉にリプレースし、新たに物流システム・営業支援システムを追加しました。これも当初、一括で別のベンダーにお願いしていたのですが、納期や工数及びシステムの難易度が予想を大幅に超えていたということで、プロジェクトから降りることになってしまいました。結果、当社主体でやっていこうということになったのですが、実際、当時社員というのはSE6名、プログラマー2名。あとはインフラと支援のメンバーですので、実際に開発できるものはこの8名しかいませんでした。どうしても体制が組めない状態でした。社員は、他のシステムの保守面も面倒を見ていかなければいけない。当時は当プロジェクトのSE工数を700人月から800人月を予想していました。実際は800人月を結果としては超えていましたけど。とても数名でできるような体制ではない。そういったジレンマがありまして、いわゆる「失敗プロジェクト」になってしまうのではないか...というプレッシャーがありました。それでもなんとかしようということで、物流はIKIさんにお願いしました。会計のほうは別のC社というところにお願いしていました。ぜんぜん見通しが立っていなかった購買、販売、在庫については、従来から来ていただいているIKIさんのメンバー3名、それからN社というところがもう1つありますので、そこの1名と合計4名にサブシステムのリーダーになっていただいて、IKIさんとN社を中心に販売・物流のメンバーを12名集めました。これもすぐ集めてくださいと無理なお願いをしました。また並行して社員のほうも4名ほど増強し体制を整えることに注力しました。また物流システムでは、当社に2名の担当者に来て頂き、物流担当の社員と販売・物流のメンバーと綿密な打合せ・詳細確認を行ないました。様々な要望を御願いしましたが、理解して頂けるのが早く、対応も早かったです。品質も安定していました。体制面では各システムの中で一番良かったと思います。担当者は大変だったかもしれませんが...?いろいろありましたが、皆さんに頑張っていただいたおかげで2年数カ月かけて本稼動することができました。いまは大きなトラブルもなくて無事にシステムが動いているという状況です。
上手くいった要因はどういうところにあったのでしょうか。
岸本
メンバーのみなさんの、とにかくやっていこうというモチベーションと、技量はもちろんあったのですが、間に入っていただいたIKIさんやN社さんのサブシステムリーダーの活躍が大きかったと思います。よかった点というのは、そういった体制が機能して新システムがいま無事に動いているということです。一緒の釜の飯を食べているということで、最後はみな仲良しになっていきました(笑)。どこの会社も関係なくなってきて、けっこう人間関係がよかったと思います。悪かった点は、大きなプロジェクトの経験者が少ないということです。そういうことでプロマネの一部とプロジェクト全体のリーダーと販売・物流のリーダーを私が受け持つことになりました。役割が集中しましていまして、社員になかなかノウハウの継承ができなかったということです。それで時間がないものですから、ついつい中途半端な指示を出すこともありました。それでも大変なのはわかってもらっていましたから、次にはこれをやっておきますわ、という感じで意を汲んでもらい大変助けられました。それからもう1つ悪かった点では、本稼働時にはいろいろやらなければならないことが多くて、本稼働前後に納期切迫というのがありました。稼働後ですけど、トラブル対応でみなさんに無理を言って残業や休日出勤をしてもらいました。これは反省していることです。

統合ISOに従いしっかりとしたドキュメントを残す

出来上がった後の品質につきまして御社はどういったところを重点に考えられていますか。
岸本
統合ISOといいまして、ISO9000とISO14000をやっています。そこでいろいろ取り決め事項がありましてけっこう大変なのですが、ここで検証するべきところは検証してここでレビューしてというのをきっちり守ってドキュメントを残すようにしていただいていますので、一緒にプロジェクトをやっていただいている方については内容をかなりご理解していただいたと思います。品質は、特に会社としての取り組みや体制も重要ですけど、SEはやはり個人のスキルとか意欲とかそういったところに負うことが多いと思います。そういう面ではよいメンバーを揃えていただいたなあという気がしています。そこで手順とかに不備があったらアドバイスをもらったりします。それから内容を理解して仕様レビューやテストをやって問題点の抽出や迅速な対応が大変ありがたかったと思います。

ユーザーの視点に立った改善提案を

改善すべき点、期待されている点があれば、お聞かせいただきたいのですが。
岸本
要望ということでは、要件とかはユーザー側がだいたい決めるのですけど、その意図とかもっと工夫するところを提案していただけたらなあと思います。要件はユーザー側で決めるものだ、というのではなくて、もっと理解していいものを作ろうという面では協力してほしいと思います。そういうことができてないということではないのですけど、さらに踏み込んでほしいなと思います。自社でやっているとどうしても井の中の蛙になってしまいますので、我々が取り組むべきテーマ等もご提案いただけたらと思います。いろいろな雑誌を見たりしてもどうもピンとこなかったりしますので、他社の動向も教えていただきたいと思います。それからウォーターフォール型でずっとやっているのですが、常に改善、改善ですからこれでいいということはないので、生産性向上のための工夫とかツールの紹介、品質向上のための工夫などの提案をどんどんいただけたらと思います。一緒に考えていっていただけたらと思います。それから徐々に海外システムの支援を手がけていかなければならないのですが、そういったところで何かノウハウ的なアドバイスがありましたら、それも御願いしたいと思います。
岸本
もう1つお願いしたいのは、やはりSEですのでどうしても技術者的になってしまうので、メンバーのノウハウをドキュメントに書くだけではなくてどんどん継承していってほしいなあというのはありますね。若返りを図ることもありえますので。ドキュメントは揃えている方だと思うのですがドキュメントだけでは、けっこう伝えきれないですよね。導入が終わって、何人も帰っていただいた方もいます。ドキュメントを使用し引き継ぎをやったのですけど、2年半以上、3年近くやっている人が1日2日で引き継げるものではありません。サブシステム当り約1週間かけましたけど、それだけでは十分には引き継げてないと思います。実際は概要とか調べ方くらいしかわからないと思いますしね(笑)。そういうこともありますので会社としてのノウハウの継承にも取組んでいっていただけたらと思います。
きょうは貴重なお話をいただきましてどうもありがとうございました。

テクノアソシエの「活動の基本」(つなぐ・つたえる・つくりだす)

テクノアソシエ会社概要

名称

株式会社テクノアソシエ
(TECHNO ASSOCIE CO., LTD.)
所在地
〒550-0001
大阪市西区土佐堀3丁目3番17号
創業
文化元年(1804年)
設立
昭和21年8月1日(1946年)
資本金
50億100万円
代表者
代表取締役社長 乙幡 範
従業員数
連結1,442名 単体579名(2008年3月現在)
株式上場
東京証券取引所 市場第二部(1999年7月26日)
大阪証券取引所 市場第二部(1988年11月16日)
事業内容
鋲螺類、加工品、金属素材、電材品、化成品、産業
機器、その他販売及び、これに付帯または関連する事業

株式会社テクノアソシエ様 業務実績

1986年
販売管理システム立上げに参画
1989年
EDIシステムの開発開始
1990年
人事(勤怠)システム開発プロジェクト
1993年
業務改革(販売管理システム改善)プロジェクト
1997年
新人事システム開発プロジェクト
2001年
新国際システム開発プロジェクト
新会計システム開発プロジェクト
仕入先情報管理システム受託開発
2006年
物流倉庫システム受託開発
販売管理システム再構築プロジェクト


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