アイエックス・ナレッジ株式会社

先進と信頼のシステムインテグレーター アイエックス・ナレッジ(IKI)

サイト内検索

現在位置
ホーム > IKIのサービスが選ばれる“わけ” > 運用もITと知識でイノベーション勝負

IKIのサービスが選ばれる“わけ”「IKIナレッジ・レポートから」

運用もITと知識でイノベーション勝負

提供サービス銀行システムの運用業務

写真

堀口 康雄さん
ちば興銀コンピュータソフト株式会社 システム運用グループ グループマネージャー

今回のお客さまは、ちば興銀コンピュータソフト株式会社(CKCS)さんです。IKIとは、同社の母体行である千葉興業銀行と昭和56年からほぼ30年が経過しています。平成3年のCKCS設立さらには、近年の地銀共同センター加入以降も、IKIは一貫して同行の銀行システムの運用業務を担当してきました。今回、インタビューに応じて下さったのは、同社のシステム運用グループ グループマネージャーの堀口康雄さんです。

危機管理は情報漏洩リスクと人的リスクを重点に

当社との取引経緯と業務内容について。
堀口
IKIさんとのお付き合いは、私どもの母体行である千葉興業銀行との間で、昭和56年から始まりました。千葉興銀では、昭和58年の第三次オンラインで、ホストコンピューターをユニバック製から日立製に変えましたが、昭和56年から57年に掛けてその移行作業を手伝ってもらいました。そこからですから、もう30年近くになります。確か当時は、(株)データプロセスコンサルタント(DPC)という名前でしたね。
ちば興銀コンピュータソフト株式会社が設立されたのは平成3年7月で。当時は、銀行のエレクトロバンキングなどのITニーズに対応していました。先ほど言った第三次というのは、総合オンライン化で、昭和58年から始まり、平成16年10月8日まで、日立さんのホストコンピューターを使って自前で作った総合オンラインシステムを稼働させてきました。その後は、(株)NTTデータによる地銀共同システム(BeSTA)に移行しています。
平成17年4月に銀行のシステム部門の人間が移ってまいりまして、銀行のシステム部門を当社が全部請け負うことになりました。開発もやれば、運用もやりますよ、という位置づけになったということです。そのなかで、私どもは銀行システムの運用グループに属していますが、ここでは4つの柱があります。まず銀行システムの運用業務。それから社内LANの問い合わせやエレクトロバンキングのヘルプ業務。また一般のお客様の給与計算も何社か受けています。さらにグループ会社の給与計算もやっています。これら4つの仕事のうち、IKIさんには当社のオペレーション室における「銀行システムの運用業務」を、私どもの社員とともに日々動かしてもらっています。
銀行のシステムは今や社会インフラになっていますが、運用の面でいちばん気をつけているのは。
堀口
最近は、個人情報のところです。昨今は、仕事がすごくシンプルになった代わりに、顧客の情報を扱っているのでそれを漏洩されてしまうリスクがまず重点課題になっています。あともう1つは、人的リスクです。最近では新型インフルエンザの問題でも痛感させられました。私どもの危機管理の基本方針が3点あり、1番目としてはお客様の生命それから社員の生命を大事にしましょう。2番目として当社の業務を通常どおりできるようにしましょう。3番目は少なくとも最低限銀行システムは動かしましょう。要は、障害の復旧作業をやりなさいよ、というのが危機管理にあります。そこを私どもの運用でやっているものですから、たとえば人的リスクのところで、ふだん動いて当たり前なのに動かないと、当然情報が止まってしまいます。顧客の情報漏洩のリスクと人的リスクというのは非常に重要で危機管理の中でも60~70%の比率を占めています。
銀行のシステム関係の人はシステムを操作できるとかすぐにデータが持ち出せるとか指摘されますが、実際にやっている我々とすれば、当然、そういうデータなどをすぐに持ち出せない環境にしています。
どんなときでも漏洩というのはありえることです。人が扱っている限りは、そういったことは起きる。100%完璧な仕事なんてありえないと思います。そうするとやはり、いかにリスクを少なくするか、起こった場合にすぐに対処する、という体制なり考え方が必要だと思うんです。最小限に被害を収めるにはどうしたらいいか、という手法をどんどん考えたほうがいい。そういったものはオープンにどんどん言ってしまったほうがいいですね。昔は確かにオブラートに包んでもいいような時代でしたけど、いまはもうそんなことをしたら、2次災害、3次災害のほうが大きくなってしまうというのが常です。 間違うのはしょうがないと思います。いかに間違いを少なくさせるか、いかに対処するか、というのがこれから大切な時代かなと常に思っています。

過去は職人技、現在はイノベーション

30年近くお取引いただいておりますが、長年続いた理由は。
堀口
きょうのインタビューを受けるので、何で30年近くも続いたのかな?と考えてみました。私は平成4年からしか知りませんが、先ほど言ったように、昭和58年から平成16年のホストがあった時代のIKIさんのオペレーターさんの仕事の仕方と、平成16年からの地銀共同センターへ移行したあとのいまの姿は、ぜんぜん様相が違います。何が違うかというと、ホストの時代は、オンラインやバッチジョブの監視や運行があり、特にバッチジョブの運行においてはテープを金庫から出して機械にかけて、それを抜いてまた金庫に納めるという作業を毎日のように、それも、半端な数じゃないですね。当時テープは全体で3万本はありましたから、あのテープを入れるタイミングの素晴らしさは、我々じゃできないな、と感心して見ておりました。それはプロの仕事ですよ。オペレーターの方は、1日中そのテープかけをやりました。プロ意識でそれをどんどん進めるという感じがしましたね。
もう1つ感心したのは、昔は営業店の還元資料を全部紙で出力していましたが、営業店のいろいろな仕事を紙で出した。たくさんあるものをサッと間違いなく仕分ける。平成16年までは、そのテープをかけるのと還元資料を仕分けするというのが手間のかかる作業でしたが、それはもう素晴らしく速くてプロだったんですよ(笑)。あれを見ると、他の会社さんでは多分できないと思うんです。また、地銀共同センターへの移行では共に夜を徹して作業を行なったり、ホスト撤去時もJP1やシェルスクリプトの作成を手伝いしてもらいました。そういう時代もあって、長い間IKIさんへお願いしてきたのかなと思いました。
それから、いまのスタイルになると、もうCMTをかける仕事もなくなった。紙媒体は電子化され営業店が自分で取るようになったので、還元資料の紙もなくなった。毎日ドタバタ動いていたのが、平成16年以降は、本当にじっくり落ち着いてできるようなスタイルに変わってきました。両極端ですね。
いまの人たちは、そういうかつてのスタイルをあまり知りませんから、当然、見方も変わってきますね。毎月、互いの定例会をやって、私どもとIKIさん、営業担当さんも入ってもらって、当月の実績報告をしてもらっています。そこで、私どもの着眼点は、平成16年以降、「平準化してコンスタントに仕事をやっているか」という点に向いています。そこから、いろんな改善案が出てきます。いわば、それまでの「職人技」の世界から、平成16年以降は「ITと知識によるイノベーション」の勝負に変わったということでしょうか(笑)。

毎日のノウハウの蓄積が財産に

新しい金融商品もどんどん出されていますが、その対応は。
堀口
新しい商品の運用は、全部、地銀共同センターの方で対応しています。ホストでやっていた時代は、どんどんホストに追加していく時代。いまはクライアントサーバー化の時代で、ある目的のためにサーバーを1個ポンと入れるとか、こういうシステムが入ってくるとか。即、うちの開発担当でそれを検証して、あとはすぐに運用に入ります。新しいハードウエアがあり、ソフトウエアもあって、それが常にどんどん導入されてきます。そうすると、オペレーションだけではなくて中身を検証する必要があります。実際にそれを使ってみて、ここはこうした方がいいですよ、といった提案がIKIさんからも上がってくればいいのかなと思います。目標を達成するためのシステムを自前で作るよりも買ったほうが安いというのがあるので、その新しい仕組み、新しいハードウエア、新しいトリガーといったものを勉強しておかなければいけない、と常に思っています。
IKIさんの人も、今後、他の現場サイトに行く機会もあると思いますので、「勉強の機会」ととらえてやってもらえると、また見方も変わってくるのかと思います。「何でこんな仕事をやっているんですか」というのを、どんどん聞いてもいいと思うんですよ。言われたからやるのではなくて、どういう仕組みで何をやろうとしているのかという知識もどんどん取得していってもらいたいと思います。
運用面で難しい点は。
堀口
運用というのは24時間365日順調に動いて当たり前。ですから、「プラス」はないわけです。最高で「ゼロ」なんですね。何かミスをすれば、もう「マイナス」になってしまう。そうすると、何があっても毎日スムースに運用するという力は絶対に必要だと思います。あとは、やっている仕事で何をチェックしなければいけないとか、どこでマイナスになってしまうのか、という目線でやると、こんな楽な仕事はないかなと思っているんですけど(笑)。
私どもは、毎日毎日、それこそ365日積み重ねていく。御社さんとのご縁が30年近く続いているのも、たぶん毎日毎日ノウハウを蓄積していただいたからです。平成16年の地銀共同センターに移行した時とホストを撤去した平成18年1月は、非常に大変でした。IKIさんが長年積み重ねてきた知識やノウハウ等を生かしてもらったおかげで移行もできたし、ホストの撤去もできたというのは事実だと認識しています。ですから、IKIさんはたいへんな財産を持っていると思いますね。ホストがみんな無くなったので、平成16年までの経験は思い出話にしかならないけれど、平成16年以降にやっているものは、たぶん違うユーザーさんに行かれても役に立つものだと思います。

人的リスクの回避と貪欲な知識の習得を

IKIに対して望まれること、期待されることは。
堀口
私はこの運用グループを担当して4年近くなりますが、いちばん思うのはやはり人材です。同じ人がずっと固定でいらっしゃるということは不可能です。当然、新しい血を入れなければいけない。そうするとその時に、新しい人は経験がないわけですから業務の効率が落ちていってしまう。そこをいかにうまくカバーしてもらえるか。そのへんがいちばん期待するところです。先ほど言いましたように、365日毎日動くことの繰り返しですから、そこがいかに平準化できるか。人が変わっても人的リスクをカバーできますよ、というのもこれから望まれることの1つかなと思います。
もう1つは、この間も新しい人が2人入ってきましたが、もっともっと我々にいろいろなことを聞いてもいいような気もします。部屋が上と下に別れていますから、なかなか話しにくいのかもしれませんが、部屋にはいつでも入ってこられますから。疑問に思って、それを聞きに来る。その知識が他の人にも伝わると、相乗効果でみんなに理解していただける。たとえばいまは13名ですけど、1人が代わって新しい人が来たとしても、他の12名はみんな知っているわけですから、誰でも教えられるわけですね。これからはそういう時代かなと思います。単に請負でやればいいという時代は終わって、自分たちの会社のためにどんどん吸収する。
せっかくこういうシステムを見ているのですから、何の仕事をしていてどういう仕組みでやっているのかということも勉強になるだろうし、あるいは銀行の業務の中にはこんな業務があるのを知ることも必要だと思います。若い人がいるので未来がありますから、もっともっとそれを貪欲にやってもらってもいいんじゃないでしょうか。私も、質問されてわからないと勉強しなければいけないですから(笑)。その2点ですね。人的リスクの回避と、知識をどんどん拡げてもらうというのがポイントかと思います。

経験談を聞くのも効率化につながる

知識を拡げるには。
堀口
当社は、若い人は新入社員として毎年採用していますが、銀行の経験・知識のある人はみんな30代後半以上の人です。銀行から来た人たちが、その後、年々減ってきて、今後は銀行経験のない人たちだけでやるようになるかも知れません。そうなると、銀行に対する知識は多分、IKIさんの人と私ども社員とでは、ほぼ同レベルになってしまいます。いまなら、まだまだ銀行経験があって知識も豊富な人たちがいますので、そういう人たちに聞いてもらってもいいと思います。
私どもが、「新しい業務が入りますよ」とお願いするときに、受けた方として、「この背景に何があるのか」ということを理解していると、仕事の手順も随分変わってくると思います。それもまた効率化のひとつだと思います。ただ言われたから、1・2・3......と順番にやるのが本当に正しいかどうか、やっている人でなければ分からないこともあるわけですから。そうした切磋琢磨のための知識というのは、必要かなと思うんですね。難しいですけど。
地銀共同化のメリットは。
堀口
共同化になったおかげで、正月もATMは動くようになってきましたし、セブンイレブンさんと提携もしました。セブンイレブンは24時間です。自前でホストを持つとすると、自前で24時間体制を作らなければいけません。1つの銀行で24時間体制ができるのはよほどのメガバンクさんです。ホストを2つも3つも持っているところはできるのでしょうけれども、1行ではできない。共同化によって、自動的に24時間体制になったわけです。大きなメリットです。たとえ、うち(千葉興銀)のATMネットワークが壊れたとしても、「申し訳ありません、コンビニに行って下してくれませんか」と言うことも出来ます(笑)。
提携がどんどん増えています。いまJR東日本さんとも提携しています。駅もほとんど24時間使えます。今後益々提携先が増えますが、共同センターがやってくれる(笑)。だからといって、これでこちらの業務量が増えるということはあまりないですね。提携先が1つ増えるだけで、仕事としては情報を加工するだけですから。これらが共同化の最大のメリットですね。
本日は、貴重なお話を伺わせていただきありがとうございました。


アイエックス・ナレッジ株式会社
すべてのステークホルダーから選ばれる会社に
製品、サービス、その他に関するお問い合わせ
お問い合わせ
サービス
事例紹介
選ばれる“わけ”
高品質な理由
IR情報
会社案内