OSS活用ソリューション「Oblique」により高品質・低価格なシステムを実現

1998年にアメリカで始まったOSS(オープンソースソフトウェア)運動は、システム開発手法に劇的な変化をもたらしました。高機能で稼動実績豊富なソフトウェアが安価もしくは無償で利用できるという状況は、同時に私たちシステム開発企業に対して低価格・短納期という市場からの要求となって現れています。今回は、そうした環境の変化に対してのアイエックスナレッジの取り組みから生まれたOSS活用ソリューション「Oblique(オブリーク)」をご紹介します。

OSSを活用したシステム開発

代表的なOSSの一例

Linux

オペレーティングシステム(OS)

Apache

ネットワーク上でホームページ公開等のサービス(www)

TOMCAT

wwwサービス上でjavaプログラムの動作環境を提供

Struts

HTMLアプリケーションの効率的な開発を可能にするフレームワーク

PostgreSQL

データベースサービス

現在、さまざまなOSSが公開されており、OSSが適用可能なシステム機能範囲も驚異的な広がりを見せています。代表的な日本企業の約70%がなんらかの形態でOSSを活用しており、「商用プログラムを搭載しない、OSSのみで構成された業務システム」も珍しくありません。

Oblique(オブリーク)とは

Obliqueとは、お客様に提供する業務システムの効率的な開発を可能にするフレームワーク(共通プログラム)および、開発標準(共通手法)です。個別案件の業務アプリケーションは、Obliqueの環境下で開発・稼動します。

前述したOSSプロダクトであるStrutsやTOMCATと連携して動作することにより、OSSの持つ長所を享受しつつ、私たちの持つ業務システム構築ノウハウを生かしたサービスの提供を可能にしています。

導入のメリット

Obliqueの導入によって、個別の案件を横断した開発標準でシステムを構築することにより、以下の効果がもたらされます。

低価格・短納期での開発を実現

Obliqueはお客様に無償で提供しています。開発および評価済の共通プログラムの無償導入は、状況によって価格面で30%以上、納期面で50%以上のコストカットが可能です。

品質の向上

開発者は案件個別での業務機能の開発に集中できるので、業務システムの品質向上が実現されます。特にセキュリティ面での品質問題はシステム全体に及ぼす影響度が高く、これが解決される事は非常に大きな導入メリットとなります。

保守性の向上

メンテナンス費用の削減や機能追加等のシステム改修においても柔軟な対応を可能にしています。

開発の経緯

Obliqueは2007年にVer.1が完成しました。当時、一括開発案件が同時に複数稼動している中で、「短納期・高品質」を並行推進する開発施策に課題がありました。その課題に対する「IKIの開発ノウハウを集約した共通的なプログラムと開発手法の策定」を目的に、Obliqueの開発を開始しました。

これまでの実績と今後の取り組み

現在Obliqueは、流通業者様向け案件や大手通信業者様向け案件また官公庁様向けの高機密度案件にも導入されるなど、多くの実績を積んでいます。今後の取り組みとしては以下のような活動を予定しています。

 

  • Flashアプリに代表されるRIA(Rich Internet Application)への取り組み
  • 案件提案段階からのお客様へのアプローチ方法をも含めた、より洗練された開発手法の確立
  • ObliqueのプログラムそのものをOSSとして公開することによる社会的な貢献