情報過多時代の効率的な情報取得 ~情報フィルタリングサービスを開発

ブログの流行や、口コミサイト、Q&Aコミュニティの出現によって、さまざまな情報がインターネットで取得できるようになりました。 しかし、情報が増えすぎて必要な情報を探し出すのも大変になっています。 多くの情報が流通している情報過多時代に、必要な情報、興味がある情報を素早く、取得したい。 そういったニーズを研究開発テーマにした、情報フィルタリングサービス「RSS Dripper」を2007年3月、α版として公開しました。

 

「RSS Dripper」は、RSS(Webサイトの見出しや要約などをXML形式で記述している規格)を利用者の趣味嗜好に合わせて、自動的に「興味がある」、「興味がない」に情報を分類するWebサービスで、その分類手法には、過去にあった出来事の確率から同様のことが起こる確率を求める統計的手法「ベイズの定理」を応用しています。「ベイズの定理」は迷惑メール対策ソフトや検索エンジンのアルゴリズム、医療診断システムなどに用いられており、非常に幅広い分野に適用されています。

 

「RSS Dripper」は、さまざまなフォードをとりまとめて「興味がある」記事だけをRSS Dripperで読むこともできますが、さらに、その記事を「RSSフィード」として配信できます。たとえば、携帯向けRSSリーダーに登録すれば「好きな」記事をどこでも読める…そんな使い方もできます。

 

なおこの「RSS Dripper」の開発には、生産性向上を研究開発テーマにして生まれたフレームワーク「Oblique(オブリーク)」を活用して、短期間で完成しました。

システム品質を第三者的な立場で確認 ~システム検証サービス開発

既に社会の重要インフラとなったコンピュータシステムは、そのトラブルが人々の生活面にまで様々な影響をもたらすようになりました。アイエックス・ナレッジが「システムの信頼性」をキーワードに、「システム検証」を研究開発のテーマとして着手したのは2004年でした。この「システム検証」では、V字モデル(下図)の流れに合わせて、システム開発工程上、特に問題がおこりやすい要件定義と基本設計の段階で、仕様や設計の漏れを無くすことでシステムの品質向上につなげようと考えました。

そして「システム検証」は、長年の通信キャリア向け受入検証業務で培った多くのノウハウと合わせ、総合テストと受入テストを実際にシステムを利用するユーザーの立場で支援する「システム検証サービス」として事業化に結び付けました。

さらなるサービスの高度化のために

ほかにも研究開発グループは、ソフトウェアテストにおける世界標準「IEEE829(Standard for Software Test Documentation)」をベースに、テスト計画書などドキュメントの基準を整備しています。これに既存プロジェクトから収集したメトリクス(品質基準値)の分析結果を合致させ、サービス水準の“見える化”を試みるなど、さらなるサービスの改善・高度化に取り組んでいます。

 

今後もアイエックス・ナレッジは、これら研究開発活動、事業化で培った経験値を活用し、新しい市場へ積極的に取り組んでいきたいと考えています。