弊社が実践してきた要件定義検証のプロセス(観点・視点・手法)を活用して、システム開発の上流工程の品質を確保し、システム開発全体の品質向上をご支援します。

※1:「共通フレーム2007―経営者、業務部門が参画するシステム開発および取引のために」,情報処理推進機構ソフトウェアエンジニアリングセンター(2009)
※2:IEEE Std 830-1998が定める「良いソフトウェア要求仕様の特性(SRS特性)」, IEEE Recommended Practice for Software Requirements Specifications(1998).
システム開発の品質劣化や工期遅延の主たる原因は、一般的に、要件定義の曖昧さにあると言われています。当サービスでは、要件定義をチェックして、後工程で誤認しそうな表現の曖昧さや、記述不足を摘出します。また、要件定義とその前後のドキュメントの整合性を検証し、要件や仕様が、漏れなく明瞭に詳細化されていることを検証します。
検証観点
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様々な視点で客観的に検証することにより、ユーザ様や開発者の思い込み・暗黙知に起因する記載不足や誤りを摘出できます。
検証視点
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また、チェックリストを活用してチェックを効率化したり、業務シナリオを想定してシステム利用シーンで想定される不具合を摘出、状況に応じて有効なチェック手法を適用して対応します。
検証手法
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要件定義の曖昧さを解消できる為、後工程における仕様誤認や機能漏れが減少し、システム開発全体の品質が向上します。
下図は、コーディング工程で摘出した欠陥の修正費用を1.0 とした場合、同じ欠陥を各工程で摘出して修正した際の相対費用を表したものです。仮に、要件定義工程で見落とした欠陥を運用工程で修正した場合、その修正費用は60倍以上も掛かることになります。欠陥の摘出が遅れるほど、修正コストが肥大化し、同時に工期遅延のリスクも高まるでしょう。
要件定義の品質を確保することは、工数増加の抑止だけでなく、工期遅延のリスク低減にも効果的です。

- 安定したシステムの構築を担う、情報システムを運用管理・またはテストのご担当者様